【デザイン】僕がプレゼンテーションを短時間で制作するときに考えていること

 

先日、一時間ほどかけて制作した架空の企画資料を、Twitterで公開してみたところ、いくつかのフィードバックを頂き、具体的な制作手法や発想などを質問してくださる方が数名いらっしゃいましたので、その時にTwitter上で行ったリプライを、記事として簡単にまとめてみたいと思います。




自作オブジェクトの数を少なく

ここでのオブジェクトとは、『図形』や『テキスト』など、プレゼンテーション上で扱う一つ一つのカタチのこと、またはそれを編集・グループ化して一つの図表にしたものとしたいと思います。

僕が制作した企画資料を見てみると、自作したオブジェクトはたったの4つしかなく、それらの背景色を変更したものを並べているだけだということがわかります。(風船や人物はPowerPoint内のクリップアートをドラッグ&ドロップするだけです。)

この記事で紹介するために、プレゼンテーションの上に新たに追加したオブジェクトも2つ、本当に必要最低限です。

 

 

はっきりした色を避ける

短時間の資料制作では色彩についてしっかりと考える余裕はありません。そのため、いかに"色彩感覚"という深い世界で勝負しないようにするかが問われます。その一つの逃げ方として、印象の強い原色などは避け、何を選んでも失敗しないパステルカラーなどをオブジェクトの背景色にすることを心がけます。文字色も真っ黒ではなくグレーにするだけで違います。

手抜き感を感じやすい: ●手抜き感●手抜き感●手抜き感●手抜き感●手抜き感

手抜き感を感じにくい●手抜き感●手抜き感●手抜き感●手抜き感●手抜き感

 

フォントを変える

何に関してもそうなのですが『初期設定』は基本的に手抜き感を与えてしまいます。そのため、初期設定に多く、大学のレポートや課題プリントを彷彿とさせる堅苦しいMSシリーズは避けたいところです。ひとまず『小塚シリーズ』『ヒラギノシリーズ』、なければ『メイリオ』に変えてみましょう。それだけで資料のイメージはガラッと変わります。

プレーンレイアウト

ここではプレーンレイアウトを奥行きのない表現方法のこととします。

資料の限られたスペースを有効に使うために、奥行きを作り出すテクニックを駆使しようと考えがちです。手の込んだレイアウトはそれだけで時間をとられるのに加え、シンプルさとの混在が難しいため、一つ奥行きを作り出すと全てそれに合わせたデザインにしないといけなくなってしまいます。なおかつ、資料を印刷して紙媒体にしたとき、立体表現は違和感を感じやすいです。

短時間での資料制作をする場合は、フキダシや表題に影をつけて手前に重ねる程度にし、基本的にパステルカラーと組み合わせやすいぺっちゃんこのデザインを組むことをオススメします。Google+やChromeのデザインが参考になります。

 

 

 

簡単にですが、僕は資料制作をするときにはこのようなことを心掛けています。